山でお湯を沸かしたり料理を作ったりする時に活躍するアウトドア用バーナー。
山のなかで使用することを考えると、燃料となるのは「ガス・液体燃料・固形燃料」の3種類。僕は「お湯を早く沸かせる」「軽くてコンパクト」なアルコールストーブをメインで使用しています。
- 何を準備したらいいかわからない
- ちゃんとお湯が沸かせるか不安
このような悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
しかし、コツさえ押さえればアルコールストーブは誰でも簡単に扱うことができます。
アルコールストーブで失敗する原因
- きちんとした道具が揃っていない
- 自分の用途と合っていない
基本的にアルコールストーブは単体で使用せず、風防や五徳などのギアが必要です。また、製品ごとに火力や燃焼時間が異なります。
要するに、自分がどんな用途で使用するか把握した上でアルストや風防を選ぶことで、買った後に「思ってたのとなんか違う…」となるのを避けることができます。
今回紹介する「EVERENEW(エバニュー)チタンアルコールストーブ」は「お湯を早く沸かす」ことに特化したアルストです。
購入から3年以上経過しましたが、登山やキャンプで使用頻度の高いお気に入りのギアです。
使用方法やメリット・デメリット、相性抜群のギアも紹介しますので是非最後まで読んでみてください。
EVERNEW(エバニュー):チタンアルコールストーブ
EVERNEW(エバニュー)のチタンアルコールストーブの特徴は、
- 火力が強く一般的なアルストよりお湯を早く沸かせる
- チタン素材で軽量コンパクトかつ頑丈
荷物を軽くしたいUL思考の方や、お湯を沸かせれば十分!という方に最適なアイテムです。
EVERNEW(エバニュー):チタンアルコールストーブのスペック
サイズ | 外径71mm×高さ42mm |
容量 | 70ml(目盛付き) |
質量 | 34g |
材質 | 純チタン(国内製造) |
生産国 | 日本 |
価格(税込) | 5,280円 |
チタンアルコールストーブは非常に軽量でコンパクト。人気のトランギアと比較するとその重量は1/3以下です。
▶︎少しでも荷物を軽くしたいならエバニュー
▶︎凝った料理を作りたいならトランギア
チタンアルコールストーブのメリット
それでは実際に使って感じたメリットを紹介していきます!
- あっというまにお湯が沸く
- チタンなのでめちゃ軽い
- メモリ機能が優秀
メリット①:あっというまにお湯が沸く
上段だけではなく、下段からも炎が出る仕組みになっているので非常に高火力。
一般的なアルコールストーブと比べると燃焼時間は短くなりますが、その分火力に振り切っているのであっという間にお湯が沸きます。
ガスより小さくて軽いのにお湯を素早く沸かせるのが強み!
メリット②:チタンなのでめちゃ軽い
素材がチタンなので非常にコンパクトかつ軽量です。
さらにとても頑丈なので登山や渓流釣りなどのアウトドアでも壊れる心配がほとんどありません。
また、使い続けることで変化する「チタンブルー」はチタン製のアルストを使う醍醐味とも言えます。
チタンブルーの圧倒的「やってる感」が所有欲を満たしてくれます!
メリット③:メモリ機能が優秀
アルストの内側には30mlと60mlの目盛付き、燃料をムダに使うことがないので非常に助かります。
1回30mlだから2回分で60ml持っていこう!
と思っていても、1回分が量れないと燃料を余分に持って行く必要があります。
ガス缶と違ってアルストは燃料を必要な分だけ持っていけることが強みなので、直接入れて量ることができるのは地味に便利な機能です。
チタンアルコールストーブのデメリットと対策
続いてチタンアルコールストーブを使って感じたデメリットを紹介していきます!
- 火力調整ができないので調理には不向き
- 風に弱いので風防が必要
- 使用中は本体が熱くなる
エバニューに限らず、アルストに共通したデメリットも多いです。
デメリット①:火力調整ができないので調理には不向き
エバニューのアルストには火力調整機能や消火機能がありません。
基本的には「強火でお湯を素早く沸かす」ことがメインになります。
凝った料理が作りたい場合はガスストーブを選びましょう。
コツを押さえれば自動炊飯もできる!
細かい火力調整はできませんが、クッカーを直置きすると火力を弱めて使うことができます。
ちょうどいい弱火加減になるので自動炊飯も可能です。
- お米を30分以上吸水させる
- 米1合につき水の量 200ml(無洗米:220ml)入れる
- ストーブにアルコールを30ml入れる
- 着火後に2を火にかける
- 火が消えるのを待つ(15分程度)
- タオル等でくるみ20分ほど蒸らして完成
デメリット②:風に弱いので風防が必要
アルコールストーブは基本的に五徳と風防が必須です。
また、風防は風の影響を少なくするだけでなく煙突効果でさらに火力を高めることが可能です。
\五徳や風防もチタンで揃えるとより軽量化/
デメリット③:使用中は本体が熱くなる
アルコールストーブ全般に言えることですが使用中は本体が熱くなります。地面やテーブルに直置きすると焦げる可能性があるので注意してください。
金属製のテーブルやレザーパットなどを用意しておきましょう。
\鍋つかみにもできる便利アイテム/
チタンアルコールストーブの使い方
①②はやりやすい順番でOK
昼間は火が見えないので長いライターが安全
燃料がなくなると自動で消えます
基本の使い方は以上。思ったより簡単ですよね!燃料は薬局で入手できます。
\一番使われている燃料はこれ/
相性抜群のギアとスタッキングを紹介
僕がチタンアルコールストーブと合わせて使っている相性抜群なギアを紹介します!
EVERNEW:Ti Mag pot 500
同じくエバニューから発売されているチタンマグポット500。
クッカーもチタンで揃えることでトータル重量を抑えることができます。
MUNIEQ:X-MESH STOVE ラージ
ミュニークのXーMESH STOVEは「五徳の機能を備えた超軽量風防」です。
非常に薄く、かつメッシュでできているので全くと言って良いほどかさばりません。
スタッキング
- Ti Mag pot 500
- X-MESH STOVE
- GubiGubi
- チタンアルコールストーブ
- カトラリー(ダイソー)
- ライター
- 燃料用アルコール(ダイソー)
これだけ詰めても全てクッカーに収まります。トータルウェイト燃料込みで267gでした。
さらにウェイトを落としたいカリカリのグラムカッターの方にはノーハンドルのクッカーもおすすめです!
まとめ
エバニューのチタンアルコールストーブについて紹介しました。
登山や渓流釣りなどできるだけ荷物を軽くしたいシーンに最適なULギアなのでぜひ手に入れて使ってみてください。
以下の記事では初心者でも扱いやすい「LIXADA:チタンアルコールストーブ」を紹介しています。
どちらもオススメのアルストなので自分の好みや用途に合った方を選んでみて下さい。
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