2023年1月29日、埼玉県秩父市と横瀬町をまたがる「丸山」に登ってきました。
丸山ってどんな山…?
丸山は奥武蔵エリアに分類される山で標高は960m。低山ながら歩きごたえがあり、登山初心者の方が「もう少し運動強度の高い山に登りたい」といった時に最適な山です。山頂展望台から望む景色は「外秩父丸山の眺望」として埼玉県の指定記念物にも数えられています。
今回は丸山山頂から芦ヶ久保駅と正丸駅へ降りるルートをそれぞれ紹介していきます。
アクセス方法や駐車場、下山後の温泉情報もまとめているのでぜひ最後までご覧ください。
丸山に登った結論
結論から申し上げると、丸山は登山初級者の僕でも登ることができました。
- 登山道が整備されており初心者も安心して登れる
- 山頂の眺望・季節の花・あしがくぼの氷柱が楽しめる
- マイカー、公共交通機関ともに好アクセス
- 芦ヶ久保第一駐車場は長時間の駐車禁止
- 縦走ルートは急峻に注意
- 分岐が多いので地図アプリがあった方が安心
芦ヶ久保駅から徒歩10分に「あしがくぼの氷柱」があります、秩父三大氷柱に数えられており見応え抜群です。
登山道は整備されていて歩きやすいのですが、総距離が12〜14kmあります。
コースタイムも6時間近くかかるので、余裕を持ったスケジュールをおすすめします。
登山道には標識が設置されていますが、何度か分岐で迷うこと場面もありました。
地図アプリのダウンロードや、事前にルート確認をして臨んでください。
丸山のアクセス方法、駐車場は?
アクセス方法は車または電車が一般的です。
電車を下車後はバスの乗り継ぎをせずに登ることができます。
車でアクセスする場合、国道299号線沿いの道の駅果樹公園あしがくぼの駐車場が利用できます。
道の駅に1番近い第一駐車場は長時間駐車厳禁です。
第二駐車場は登山者などのために無料開放されているのでそちらに止めましょう。
池袋からアクセスする場合は西武鉄道を利用し、芦ヶ久保駅下車です。
所要時間も2時間ほどなので気軽にアクセスできます。
【池袋→芦ヶ久保/720円・芦ヶ久保→池袋/720円】
丸山 登山詳細
丸山のオススメ登山ルート
今回は、道の駅果樹公園あしがくぼを起点に日向山経由で丸山を目指しました。
丸山登頂後は大野峠経由で芦ヶ久保駅・正丸駅へと降りるルートをそれぞれ紹介します。
ルートの詳細はYAMAPの活動記録を載せておきますので是非ご活用ください。
芦ヶ久保駅7:57→日向山9:32→丸山11:00→大野峠12:15→あしがくぼ渓谷国際釣場13:32→芦ヶ久保駅13:55
タイム:5時間57分(休憩1時間25分)/距離:11.8km
日向山・丸山 / takuさんの丸山(埼玉県秩父郡横瀬町)・日向山(埼玉県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
芦ヶ久保駅10:21→琴平神社10:59→日向山11:18→丸山12:36→大野峠13:45→カバ岳13:56→七曲り峠14:09→二子山14:14→横見山14:19→狩場坂峠14:24→ツツジ山14:31→大都津路山14:41→小都津路山14:47→登山口15:47→正丸駅16:10
タイム:5時間51分(休憩1時間6分)/距離:14.0km
日向山・丸山・カバ岳・二子山・横見山・ツツジ山・大都津路山・小都津路山 / takuさんのツツジ山・丸山(埼玉県秩父郡横瀬町)・日向山(埼玉県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
芦ヶ久保駅〜丸山
道の駅果樹公園あしがくぼから登山開始!
国道を右(飯能方面)に少し進むと、果樹公園村入口があります。
ここから日向山を目指すのですが、山頂に至るまで複数のルートがあります。
地図を参考に興味を惹かれるルートを歩ってみてください。
しばらくは舗装路歩きなので、体を慣らしながらいきましょう。
駅から30分ほど歩くと農村公園に出ます。
公園には木道が設置されており、歩きながら紅葉や池を泳ぐ魚を楽しむことができます。
ジップラインもあったので童心に帰って遊んでしまいました。
農村公園を抜けると、果樹で出来たトンネルが現れるのでくぐり抜けて先を目指します。
さすが果樹公園村、美味しそうなキウイがなっていました。
果樹園を抜け、木の根が張り出た登りを越えると一度車道に出ます。
車道出会いを直進する場合、日向山山頂までは約20分です。
登りが続くので地味に堪えますが、景色の変化に富んでいるので楽しみながら登っていきましょう。
少し遠回りになりますが、一度車道を下ると琴平神社を経由できます。
鳥居をくぐり、杉の木に囲まれた階段を上がると琴平神社です。
琴平神社を経由した場合は神社の脇から登山道へと入り日向山山頂を目指すことができます。
日向山登頂しました。
山頂は見晴台が設置されており抜群の眺望です。
目の前に秩父のシンボル、武甲山が鎮座しています。
11月中旬に訪れた時は紅葉がベストタイミングでした。
山頂で少し休んだら、丸山を目指しましょう。
山の花道駐車場を経由して、丸山林道に続く車道を登ります。
林道の出会いの分岐を右に曲がると登山道に入ります。
登山道は広くて歩きやすいですが、斜度のきつい登りもあるので無理せず休みながら登りましょう。
一度車道に出た後、県民の森を経由します。
丸山山頂までは後少しです。
丸山登頂
丸山山頂に到着です、所要時間は約2時間でした。
山頂には展望台があるので登って眺望を楽しむことができます。
山頂展望台からは武甲山や両神山がよく見えました。
過去に武甲山を登った内容もまとめていますのであわせて読んでみてください。
下山開始
山頂で一息ついたら下山します、まずは分岐となる大野峠を目指しましょう。
途中の白石峠と大野峠分岐を間違えると大変なので注意してください。
パラシュート発着場は眺望が開けているのでここで休憩するのも気持ちよさそうですね。
大野峠から芦ヶ久保駅を目指す
芦ヶ久保駅を目指す周回ルートは、杉の樹林帯歩きがメインです。
何度か沢の渡渉があるので、増水時は注意してください。
できれば防水機能を備えた登山靴があると安心です。
登山靴選びに悩んでいる初心者の方はこちらの記事も読んでみてください。
杉林を向けると大野峠登山口に出ます。
登山口には養蜂場があり、蜂蜜が売っていました。
甘くて美味しかったのでよかったら買ってみてください。
養蜂場を抜けたら車道に出ます、1kmほどで芦ヶ久保駅に到着です。
大野峠から正丸駅を目指す
正丸駅へと歩く縦走ルートでは、まずは標識を頼りに刈場坂峠を目指しましょう。
アップダウンを繰り返しながらいくつかのピークを超えていきます。
刈場坂峠についたらツツジ山を経由して正丸駅を目指します。
時間や体力に余裕があれば関八州見晴台や顔振峠へ縦走することも可能です。
ツツジ山を超えた後は急峻が続くので注意してください。
杉林に差し込んだ西日がとても神秘的。
杉林を抜け舗装路に出たら20分ほどで正丸駅です。
周辺施設
冬季にはあしがくぼの氷柱もみられますので、タイミングが合えば立ち寄ってみてください。
なかなかの迫力で見応え抜群です。
丸山の近くには、武甲温泉や西武秩父駅前温泉祭の湯などの日帰り温泉があるので、湯船に浸かって登山の疲労を癒してから帰るのがオススメです。
まとめ
以上、秩父丸山の実際に登った内容をまとめました。
登山道が整備されていて歩きやすく、危険な場所もほとんどないので初心者でもチャレンジしやすい山です。
山頂の眺望以外にも、季節によって変わる見どころがたくさんあるので、余裕のある登山計画でのんびり楽しんでみてはいかがでしょうか。
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