関東最強パワースポットと呼び声高く、毎年多くの参拝者が訪れる「三峯神社」。
神聖な雰囲気に包まれた境内には、豪華絢爛な建物をはじめ、絶景を一望できる展望台など見どころが盛りだくさん。
拝殿への参拝だけでもご利益を感じますが、そこから1時間ほど山道を経て辿り着く三峯神社・奥宮は別天地。
自分の足で苦労して登った先にある奥宮では、より一層そのパワーを感じられるはずです。
しかし、奥宮が位置する妙法ヶ岳山頂に辿り着くには、最低限の登山装備や注意が必要になります。
これから奥宮参拝を検討されている方に向けて、服装や持ち物、参拝ルートをわかりやすく紹介します。
- マイカー・公共交通機関のアクセス方法
- 必要な装備・服装
- おすすめ参拝ルート
三峯神社へのアクセス
三峯神社は秩父市内から約1時間離れた奥秩父山塊にあります。
標高1,000m以上の場所にあり、冬季は路面が凍結するのでスタッドレスタイヤは必須です。
駐車場は境内のすぐそばにありますが、ハイシーズンは駐車場手前で1時間以上の渋滞が発生することもしばしば。
平日や早めの時間帯に行くなど余裕を持ったスケジュールで臨むことをおすすめします。
・池袋→西武秩父 1,490円
(特急ラビュー代700円込)
・西武秩父→三峯神社 950円
往復運賃 4,880円
西武線特急ラビューの乗車時間が約80分。西武秩父駅からバスで約75分です。
三峯神社・参拝詳細
見どころ盛りだくさんの境内を参拝

駐車場に車を停め、参拝登山開始!
まずは駐車場正面の階段を登っていきます。
階段を登った先にあるのが全国でも珍しい形をした「三ツ鳥居」です。
金色の美しい装飾が施された鳥居からは、神聖な雰囲気が漂います。
両脇には一般的な狛犬ではなくオオカミが鎮座して参拝者を迎えています。

鳥居をくぐり坂を登っていくと左手に「随身門」が見えてきます。
こちらも非常に鮮やかな装飾が施されており思わず息を呑むほどの大迫力。

手前にいる人と比較するとその大きさがわかりますね




随身門を抜け参道を進むと「拝殿」が現れ、参拝する人達で賑わっています。
拝殿の両脇には重忠杉と呼ばれる御神木があり、それぞれから氣をいただくことができます。


拝殿のすぐ左側の敷石には有名な「龍神様」がいます。
平成24年の辰年に突如としてその年の干支である龍(辰)の模様が現れたとのこと。
敷石が乾いた状態でも確認することができますが、水を掛け濡らすとその姿をはっきりと拝むことができます。



2つある赤い丸が目ですね!


拝殿への参拝を終えたら「遥拝殿」にいきます。


遥拝殿(ようはいでん)は秩父の山並みを眺望することができる展望台になっています。
開けた景色に山の空気を存分に感じられるとても清々しい場所です。
景色の他に、右手にはこれから目指す奥宮も見ることができます。
奥宮参拝
いよいよ標高1,332mの妙法ヶ岳山頂・三峯神社奥宮へ向かいます。
奥宮参道入口から奥宮は往復2~3時間の道のり。
コースタイムは短めですが、山頂までは鎖場や足場の悪い箇所もありますので油断は禁物です。
奥宮参拝の服装と装備
本格的な登山装備はなくても大丈夫です。
しかし、山頂直下には鎖場もあるので動きやすい服装はマスト。
汗びえや急な天候の変化に備えて、速乾性のあるインナー+防風性のシェルなど体温調節しやすい服装で臨みましょう。
足場がぬかるんでいたり滑りやすい場所もあるので、サンダルやヒールの高いものでは登れません。
履き慣れたスニーカーもしくはトレッキングシューズが望ましいです。
また、山の中には自販機などはないので飲み物や軽食を持っていきましょう。
- 動きやすく体温調節ができる服装
- トレッキングシューズ(なければスニーカー)
- 飲み物、軽食
奥宮登拝の詳細


奥宮参道入口からしばらくは歩きやすい舗装路が続きますので、杉並木を森林浴しながら歩みを進めていきます。



空気が綺麗でとても気持ちがいいです


しばらく歩くと現れるのが石造りの鳥居です。
鳥居は全部で4つあり登山者の目印にもなっています。


ここから先は段々と登山道らしくなっていきます。
斜度は緩やかですがところどころ木の根が張り出しているので足を取られないように気をつけながら進みましょう。


二つ目の鳥居を超えたあたりからは斜度もキツくなり険しくなってきます。
ここから次の鳥居までが体力的にも1番キツイところです。


途中細くなっている道もあるので落ちないよう足場に気をつけてください。
落ちたらかなり痛いと思います。




三つ目の鳥居を超えると尾根に出てアップダウンも多くなります。


4つ目の鳥居からは更に道が険しくなり、雰囲気的にもいよいよといった感じ。




所々に倒木があり自然の力強さを感じます。


鉄階段が見えたら山頂はあと少し!
一度登った後の下りが少し急なので気をつけてください。


そして最後の難所、鎖場を越えると妙法ヶ岳頂上奥宮です。


妙法ヶ岳山頂、三峯神社奥宮到着!
奥宮は拝殿や随身門のような煌びやかさはありませんが、本来神様がいらっしゃる奥宮ならではの神聖な空気感があります。
奥宮登拝を終えたら同じルートで下山です。
自分が思っている以上に疲労が溜まっていますので無理せず休みながら降りましょう。




下山後はお土産屋さんやお食事処があるので立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は三峯神社拝殿から奥宮までの参拝についてまとめました。
奥宮参拝は自分の足で山頂まで登らなければなりません。
しかし、苦労して登って辿り着いた場所ではより一層ご利益を感じられるはずです。
登山の難易度は高くないので初心者でも登拝は可能です。
事前に最低限の装備を整え、奥宮登拝に挑戦してみてはいかがでしょうか。
また、三峯神社は「宝登山神社」「秩父神社」とあわせて「秩父三社」の一つに数えられています。
宝登山神社のある宝登山に登った記事もありますのでそちらもぜひ読んでみてください。


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