【奥秩父】垂直20mの鎖場が楽しめる乾徳山!周回コースで日帰り登山に挑戦

乾徳山

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2023年3月11日、見え隠れする春の兆しに心躍る中、奥秩父山塊の乾徳山に登ってきました。

乾徳山ってどんな場所…?

乾徳山といえば山頂直下の「垂直20mの鎖場・鳳岩」が有名。難易度自体は高くないのですが、その高所感からスリリングな壁登りを楽しむことができます。

乾徳山の標高は2,031m。日帰り登山が可能ですがコースタイムは約7時間かかります。

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僕と同じように登山初級者でも登れるのか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

今回は登山初級者の僕が実際に乾徳山を登頂した内容を紹介しますので、これから登られる方はぜひ参考にしてみて下さい!

目次

登山初級者が乾徳山に登ってみた結論

結論から申し上げると、乾徳山は登山初級者でも登ることができました!

魅力
  • 山頂直下のスリリングな鎖場
  • 山頂の大パノラマ
  • 草原・森林・岩場と変化に富んだ登山道
注意点
  • コースタイムが約7時間
  • 山頂付近は鎖場の連続

「日本二百名山・山梨百名山」にも選ばれている名峰で、山頂からは富士山や南アルプス、奥秩父の山並みを一望できる360度の大パノラマが登頂後のご褒美として待っています。

山頂まで約4時間の登りはキツく感じますが、草原・森林・岩場と移りゆく景色が登山の足取りを軽くさせます。

しかし、コースタイムが長く鎖場なども多数あるので登山経験の少ない初心者にはオススメできません。ある程度経験を積んでから体力やスケジュールに余裕を持って挑戦しましょう。

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初級者のスキルアップに最適な山です!

乾徳山のアクセス方法、駐車場は?

車のアクセス情報
”徳和駐車場”

車でアクセスする場合「徳和駐車場」が利用できます。

30台程駐車できる無料の駐車場です。

◆徳和駐車場
〒404-0205
山梨県山梨市三富徳和799
駐車台数:約30台
料金:無料

公共交通機関のアクセス情報

公共交通機関でアクセスする場合、JR中央沿線塩山駅またはJR中央本線山梨市駅からバスが利用できます。

塩山駅で「山梨交通バス・西沢渓谷入口行」に乗車し、「乾徳山登山口バス停」で下車。
塩山駅からの時刻表はこちら
料金は670円です。

山梨市駅で「山梨市民バス・西沢渓谷入口行」に乗車し、「乾徳山登山口バス停」で下車。

料金は800円です(交通系IC使用不可)。

駅からの所要時間はどちらも30分程度です。


乾徳山登山詳細

乾徳山登山ルート

乾徳山登山ルート

徳和駐車場を起点に山頂を目指します。

登頂後は道満山を経由しながら8の字に下山する周回コースです。

登山ルート/コースタイム
  • 乾徳山登山口バス停 9:46
  • 乾徳山登山口 10:21
  • 小屋ノ沢頭 12:42
  • 乾徳山 13:56
  • 高原ヒュッテ 16:16
  • 道満山 16:53
  • 乾徳山登山口バス停 17:45

タイム:7時間58分(休憩時間1時間50分)/距離:10.9km

途中写真を撮ったり、休憩を長めにとったので8時間ほどかかってしましました。

下山は日没ギリギリだったので余裕を持ったスケジュールをオススメします。

小屋沢ノ頭・乾徳山・道満山 / taku(詳細はプロフURLからブログへ)さんの乾徳山道満山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
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YAMAPの活動記録も載せておきますので是非ご活用ください!

徳和駐車場〜乾徳山

徳和駐車場に車を止め、登山開始!まずは乾徳山登山口を目指します。

登山口までは集落沿いの舗装路を30分ほど歩くことになります。

林道沿いにはきれいな渓流。川のせせらぎに癒されながらの登山です。

道路の脇に目を向けるとふきのとうが顔を出していました。

ほろ苦い味が特徴的な春の風物詩ですね。

乾徳山登山口に到着。ここからは一気に登山道へと景色が変わっていきます。

最初は地味な樹林帯歩き。

特に見どころはないので止まることなくどんどんと高度を上げていきます。

登山道はこんな感じで岩がゴロゴロしています。

少し歩きにくいですが気をつけて歩けば特に問題なし。

案内は少ないですが、乾徳山までの道は明瞭なので迷う心配はなさそうです。

踏み跡やピンクテープを頼りに進んでいきましょう。

錦晶水(きんしょうすい)という水場に出ました。

登山ルートには何箇所か水場がありますが、ここは水がいきていて良さそうです。

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冷たくておいしい水でした!

錦晶水を越えるとずっと続いた登りも落ち着き、ダケカンバの林に出ます。
見た目は白樺に見えますが、枝が白いのはダケカンバというそうです。

奥にはこれから登る乾徳山も顔を覗かせていました。

国師ヶ原に到着。
登りでは直進しますが、下山ルートでも一度ここを経由することになります。

左奥にあるのは「国師ヶ原高原ヒュッテ」です。
避難小屋ですが、中はとてもきれいで何人か泊まっている方もいました。

国師ヶ原を越えると先ほどまで視界を遮っていた木々がなくなりました。

景色が一面すすきの野原に一変し、なんだか不思議な気持ちに駆られます。

振り返ると「富士山」がばっちり!やっぱり富士山が見えるとテンション上がりますね。

登山者の目印にもなっている「月見岩」に到着。

前側から一生懸命登りましたが、後ろに回り込むと簡単に登れます。

せっかく登ってくれたので友人をパシャリ。鋭い眼光で富士山を眺めていました。

月見岩から左手に進路をとり、乾徳山を視線に捉えながら歩みを進めます。

再び樹林帯へと突入。岩もゴロゴロと張り出し雰囲気がガラッと変わります。

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いよいよ乾徳山本番といった感じ!

手を使わないと登れないような岩登りの連続。これぞ乾徳山の醍醐味ですね。

要所には鎖がありますが、足場が濡れていると結構滑るので焦らず慎重に登っていきましょう。

次々現れる鎖場のおかげで飽きることなく登ることができます!

全身をフルで使ってまさにアスレチックのようです。

20m級の鎖場・鳳岩へ挑戦!

いよいよ最後の砦、「鳳岩」に辿り着きました!岩場というより、もはや壁のような圧倒的存在感。

この鎖場を楽しみに乾徳山へ足を運ぶ方が多いのも頷けます。

それでは登っていきましょう!

登り始めは足をかけるポイントが少ないので腕力で体を上げていきます。

登るにつれて起伏も増えてくるので登りやすくなりますね。

とはいえ高度感があるので高いところが苦手な方は振り返らないように。

難易度自体は高くないので、鎖を補助的に使いながら3点支持で登っていけば初級者の僕でも登ることができました。

乾徳山〜徳和駐車場

乾徳山登頂しました!ここまでの所要時間は4時間10分でした。

鎖場を超えてすぐ山頂なのでなんとも達成感があります。

山頂からの眺望は抜群ですが、こんな感じでとても狭いです。
ソロだったら休めそうですが、広いポイントは埋まっていたので少し進んだ先で休憩とします。

改めて見るとまさに岩の山といった感じですね。

登山を始めた半年前にはまさかこんな岩山に登るとは思いませんでした。

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すごい場所に来てしまったようだ

お昼はいつもの湯沸かしセットでカップ麺。

途中の錦晶水で汲んだ水を煮沸していただきました。

しっかりと休憩できたので下山開始!

今回は登りで使ったルートの反対側から周回するコースで降りていきます。

下山中は標識に従い国師ヶ原方面へと向かいましょう。

ガレている場所もありますが慎重に降りれば問題ありません。

しかし、残雪シーズンは溶けた雪が凍ってかなり滑りました。
念の為チェーンスパイクを用意しておくと安心です。

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苔むした岩が西陽に照らされてとても幻想的。

taku

ジブリの世界に迷い込んだかのよう

高原ヒュッテが見えてきました。この時点で時間は16時をまわってしまいました。

何組か泊まっている方もいました。ビール片手に談笑、羨ましいぜ。

ここで分かれ道、登りで通過した国師ヶ原の十字路に到着。

タイムリミットが迫っているので迷いましたが、せっかくなので登りとは別のルートで下山します。

しばらくはこんな感じの歩きやすい林道。

下山では徳和方面の標識に従います。

危険な場所もないので淡々と樹林帯を抜けていきます。

途中「道満山」という山を経由しますが特に見どころはなし。

単調な下りが続くので気持ち的にしんどくなってきます。

疲労もかなり溜まってきているので気を抜かないようにしましょう。

木々の隙間から集落が見えたらあと少し!

舗装路へと抜けました。
後は道なりに進めば駐車場に辿り着けます。

獣害防止用ゲートがあるので開けたら必ず閉めましょう。

まとめ

今回は山梨の名峰「乾徳山」を紹介しました。

山頂直下の鎖場はとてもスリリングでしたが、初級者の僕でも登ることができました!

5月以降は新緑やレンゲツツジなど季節の花も楽しめますので是非足を運んでみてください。

以下のリンクでは奥秩父山域の登山内容をまとめているので合わせて読んでみてください。

その他にも、初心者〜中級者が登れる山を探したい!という方に、こちらの本がおすすめです。関東周辺の山が厳選されているので次に登る山探しがとても楽になります。

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この記事を書いた人

1994年生まれ。
埼玉県秩父市在住。
自然溢れる秩父で趣味の「釣り」「キャンプ」「登山」など一年中アウトドアを楽しんでおります。
秩父周辺で楽しめるアウトドアの紹介や、お気に入りのギアレビューなどをお送りするコンテンツになっております。
皆様のアウトドアライフの参考になれるような記事作成を目指していきます。

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