【奥多摩】急登を超え絶景の山頂へ!水根沢経由で鷹ノ巣山へ挑戦

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2023年12月23日、奥多摩山域の「鷹ノ巣山」を歩ってきました。

鷹ノ巣山ってどんな山…?

標高1,736mと東京の山にしては高く、急登も多いため体力が求められます。その険しさから「東京都最高峰・雲取山」に次ぐ奥多摩山域の中ボス的存在の山です。標高が高い分山頂からの景色は良く、奥多摩の山並みや富士山が望める絶景が登頂のご褒美として待っています。

今回は麓の「水根」を起点に周回する定番コースをご紹介します。

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アクセス方法や駐車場、下山後の温泉情報もまとめているのでぜひ最後までご覧ください。

目次

鷹ノ巣山に登った結論

”鷹ノ巣山から望む富士山”

結論から申し上げると、鷹ノ巣山は登山初級者の僕でも登ることができました。

魅力
  • 奥多摩の景色を一望できる眺望の良さ
  • 天候に恵まれれば富士山も拝める
  • コースバリエーションが豊富で自分のレベルに合ったコース選択が可能
注意点
  • 距離が約15km、CTは約7時間標高差も1,200m以上あるので健脚向き

日帰り登山が可能な山ですが、急登が多く健脚が求められるので難易度としては中級者向け。

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ある程度体力に自信がついてきた方がステップアップで挑戦するのに最適な山です。

鷹ノ巣山のアクセス方法、駐車場は?

アクセス情報
”水根駐車場”
”水根駐車場のトイレ”

水根沢経由で登る場合は麓にある水根駐車場が一番近い駐車場です。

満車の場合は近くの「奥多摩水と緑のふれあい館駐車場」も利用できます。

◆水根駐車場
〒198-0222
東京都西多摩郡奥多摩町境
駐車台数:約50台
営業時間:24時間
料金:無料
備考:トイレ有

◆奥多摩水と緑のふれあい館駐車場
〒198-0223
東京都西多摩郡奥多摩町原
駐車台数:約70台
営業時間:24時間
駐車料金:無料
備考:トイレ有、水根駐車場よりも登山口から5分ほど遠くなります

公共交通機関のアクセス情報

『奥多摩駅』からアクセスする場合
奥多摩駅→西東京バス乗車→水根下車
運賃:390円/所要時間:約13分

往路平日休日
行先奥09 奥10 奥11 奥12 奥14 奥15奥09 奥10 奥11 奥12 奥14 奥15
534 45
615 3505
700 4000 25 56
807 5535
93000 30
101205 38
114510 30
1210 34
1310 5420 39
144016 45
153515 40
161500 25
172017
182440
1933
20
”奥多摩駅発のバス時刻表”
復路平日休日
行先奥09 奥10 奥11 奥12 奥14 奥15奥09 奥10 奥11 奥12 奥14 奥15
5
611 40
720 4411
834 5706 57
93316
1007 3709 23
1114 39 59
1202 5050
1310 24
141724 46
154412 39
1623 4909 28 46
172510
1816 55
1900 2238
2027
”水根発のバス時刻表”
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バスの本数も充実してるので公共交通機でも安心してアクセスできます。

\最新情報はこちらからご確認ください/

鷹ノ巣山の登山詳細

鷹ノ巣山のオススメ登山ルート

今回は水根駐車場を起点に鷹ノ巣山→六ツ石山→水根へ周回するコース。

公共交通機関の場合は鷹ノ巣山登頂後、奥多摩駅へと降りるコース(破線)もおすすめです。

少しでも楽に登りたい!とういう方は奥集落からピストンするコースもあります。

奥集落の登山口は駐車場がなく路駐になります。バスでアクセスする場合、最寄りの「峰谷」バス停から約1時間半かかるので注意してください。

水根発着水根〜
奥多摩駅
奥沢林道口発着
標準CT9時15分9時間34分5時間02分
距離14.9km17.4km8.0km
体力度
”主要コース比較”
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下山後は奥多摩駅から徒歩10分の場所に「奥多摩温泉もえぎの湯」があります。登山後に汗を流したい方はこちらがおすすめです。

≫ もえぎの湯公式サイトはこちら

水根山・鷹ノ巣山・城山・将門馬場・六ツ石山・長尾ノ頭・榛ノ木尾山(扇ツ平) / taku(詳細はプロフURLからブログへ)さんの六ッ石山水根山鷹ノ巣山(東京都)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
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YAMAPの活動記録も載せておきますので是非ご活用ください!

水根駐車場〜鷹ノ巣山

午前8時22分、水根駐車場からプレイボール!

今回はソロなのと、YAMAPの標準コースタイムが9時間超えになっていたので早めのスタートです。

季節は12月、ひんやりとした雰囲気に包まれた駐車場を冬桜や冬椿が彩っています。

水根から鷹ノ巣山を目指すコースは、むかし道(奥多摩湖〜奥多摩駅を継なぐ旧青梅街道)を経由します。

最初の分岐、往路では左へ。復路は右から降りてくることになります。

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周回なのでどちらでもいけますが、六ツ石山まではかなり急登が続くので左の水根沢経由がオススメです。

”右が正規のルート”
”民家を抜けます”
”すぐに登山口です”

ここは迷いやすいポイント。右の民家へ進んでいくとすぐに登山口が現れます。

登山口から鷹ノ巣山までは約7km。

下りはほとんどなく、山頂まで一気に1,000m以上標高を上げることになります。

しばらくは緩やかな登りが続く杉林を進みます。

左側は切れ落ちた斜面になので注意して下さい。

一部崩落箇所もありますが、迂回ルートがあるので問題ありません。

傍を流れるのは水根沢、標高が上がるにつれ少しずつ沢に近づき水の音が耳に心地良いです。

所々にできた氷柱も幻想的で綺麗でした。

ちょっとした渡渉ポイントもありますが木橋があるので安心。

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ちなみにこの沢、綺麗な山女魚が泳いでました。写真のようなちょっと深くて流れの緩やかなところにいるので探してみてください。

沢沿いの登山道が終わるといよいよ急登エリアへ。ここから残り約3kmで標高を600m程上げていきます。

眺望や見どころも特にない杉林エリア。花粉症には辛い悪魔の実がたくさん落ちていました。

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毎年2月ぐらいから鼻がむずむずしてきます…。

無惨に破壊された標識。熊が破壊するんですかね?

まだ雪はありませんでしたが日陰には霜柱が。

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この日は気温が低く、首に巻いていた手ぬぐいが何度か凍りました…。

杉林を抜けると分岐のある尾根に出ます。熱海方面から登ってくる方も何人かいました。

歩きやすい道ですが、風が強いととにかく寒いので注意してください。

日当たりのいい斜面には一面に熊笹。

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ここまで綺麗に生えてるのは初めてみたかも…。意外と綺麗で見応えあるな。

山頂に向け最後の尾根道に出ました。遠くに見えているのが鷹ノ巣山山頂ですね。

山頂手前からは大菩薩嶺や奥には冠雪した北岳、仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳が見えます。

山頂まで最後の登り、ラストスパート!

鷹ノ巣山〜六ツ石山

午前11時33分、鷹ノ巣山山頂に到着!ここまでの所要時間は約3時間でした。

山頂からの景色は格別。目の前には富士山がドーンと構えています。

奥多摩の山並みもバッチリ見えています。

真ん中の三角山が御前山、その左奥には大岳山や御岳山が並んでいます。

下山は石尾根を引き返して六ツ石山を目指します。

六ツ石山の標高は1,479m。いくつかのピークを超えながら緩やかに高度を下げていきます。

六ツ石山〜水根駐車場

午後13時19分、六ツ石山到着。

奥多摩駅へ降りる場合は六ツ石山を経由しなくても降りられますが、せっかくなのでピークを踏んでいこうという方を数名見かけました。

水根に降りる場合はそのまま道なりに進めばOK。

スカイツリーや東京湾が見渡せます。

もふもふ。

生々しい熊の痕跡。最近は熊の目撃情報や事故も多いので気を付けたいですね。

榛ノ木尾山(はんのきおやま)を超えると水根駐車場まで残り3km、約1時間ですがきつい傾斜を降り続けることになります。標高差は約800mあり膝に負担がかかるので無理せずゆっくり降りましょう。

ここでSOYJOYフルーツ&チーズ味。

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この手の行動食って買ってもいつも食べずに持って帰ってしまう…。でもこの日は買っておいてよかった。

ヘロヘロになりながらなんとか六ツ石山登山口まで降りてきました。

ここにいた猫ちゃん可愛かった。耳カットしてるさくら猫だから地域猫ですかね。

猿もたくさん。

奥多摩湖ビュー。駐車場までは舗装路歩きであと少しです。

まとめ

今回は奥多摩山域の「鷹ノ巣山」を紹介しました。

なかなかハードな山行でしたが、山頂からの景色は絶景で登頂の達成感と相まってとても感動的でした!

距離もあるので大変ですが、その分登りごたえがある山です。登り切れば自信もつくので体力が付いてきたと思ったら是非挑戦してみて下さい。

以下のリンクでは鷹ノ巣山以外に過去に登った奥多摩エリアの登山内容をまとめています。よかったらそちらもご覧ください。

その他にも、初心者〜中級者が登れる山を探したい!という方に、こちらの本がおすすめです。関東周辺の山が厳選されているので次に登る山探しがとても楽になります。

\関東近郊の山が41座、登山コース97本が掲載され読み応え抜群/

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この記事を書いた人

1994年生まれ。
埼玉県秩父市在住。
自然溢れる秩父で趣味の「釣り」「キャンプ」「登山」など一年中アウトドアを楽しんでおります。
秩父周辺で楽しめるアウトドアの紹介や、お気に入りのギアレビューなどをお送りするコンテンツになっております。
皆様のアウトドアライフの参考になれるような記事作成を目指していきます。

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