2023年11月20日、中腹の紅葉が最盛期を迎える奥多摩エリアの「三頭山」に登ってきました。
三頭山(みとうさん)ってどんな山…?
「大岳山」「御前山」と並んで奥多摩三山に数えられる奥多摩の名峰です。西峰・中央峰・東峰の3つの山頂があることが山名の由来になっています。
今回は「都民の森駐車場」を起点に周回する定番コースをご紹介します。
アクセス方法や駐車場、下山後の温泉情報もまとめているのでぜひ最後までご覧ください。
三頭山に登った結論
結論から申し上げると、三頭山は登山初級者の僕でも登ることができました。
- 富士山や奥多摩の山々を見渡せる眺望
- 広葉樹が多く春の新緑や秋の紅葉が美しい
- 登山後に気軽に寄れる温泉
- 休業日や利用時間外はアクセスが困難
休業日は都民の森までアクセスするバスがありません。また、駐車場も利用できないので注意してください。
アクセス情報で後述します。
三頭山のアクセス方法、駐車場は?
車のアクセス情報
都民の森駐車場が無料で利用できます。
◆檜原都民の森 駐車場
〒190-0221
東京都西多摩郡檜原村7146
駐車台数:約100台
料金:無料
駐車場利用時間
3月16日〜 7月20日 7:00〜17:30
7月21日〜 8月31日 7:00〜18:00
9月 1日〜11月15日 7:00〜17:30
11月16日〜 3月15日 8:00〜17:00
休館日
毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
年末年始 12月29日〜1月3日
※ただし下記期間は無休
ゴールデンウィーク 4月29日〜5月5日
夏休み期間 7月21日〜8月31日
紅葉シーズン 10月1日〜11月30日
≫ 東京都都民の森WEBサイト
公共交通機関のアクセス情報
『都民の森急行バス』を利用する場合
JR五日市線武蔵五日市駅→西東京バス「都民の森行き急行バス」乗車→都民の森降車
運賃:960円/所要時間:約70分
『路線バス・連絡バス』を乗り継ぐ場合
①JR五日市線武蔵五日市駅→西東京バス「数馬行き路線バス」乗車→終点数馬バス停で降車
②数馬バス停→西東京バス「都民の森連絡バス」乗車→都民の森降車
運賃:940円/所要時間:約80分
※休園日は武蔵五日市駅から檜原都民の森への急行便、数馬バス停から都民の森間の運行がないので、ご注意ください。
\時刻表、運行日はこちらから確認できます/
三頭山の登山詳細
初心者にもオススメの登山ルート
コース1 今回のコース | コース2 最短コース | |
---|---|---|
標準CT | 3時間50分 | 3時間40分 |
距離 | 6.3km | 5.6km |
体力度 |
今回は都民の森駐車場から鞘口峠→三頭山→大沢山→三頭大滝へ周回しました。
途中の大沢山も富士山がよく見えます。少し大回りで周回するので長く歩きたい方におすすめのコースです。
三頭山登頂後に最初の分岐(地図の破線)を都民の森へ進むと最短で周回することもできます。
近くには日帰り温泉施設「数馬の湯」があるので時間に余裕があれば温泉も楽しめます。
三頭山(東峰)・三頭山(中央峰)・三頭山(西峰)・大沢山・ハチザス沢ノ頭 / taku(詳細はプロフURLからブログへ)さんの大沢山(東京都)・三頭山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
YAMAPの活動記録も載せておきますので是非ご活用ください!
都民の森駐車場〜三頭山
午前8時26分、都民の森駐車場から登山スタート!
この辺りは東京で人気のヒルクライムポイントらしく、多くのチャリダーで賑わっていました。
まずは最初の分岐となる森林館を目指して舗装路を進みます。
森林館前の紅葉はピークを迎え最高の見応えでした。
森林館を直進して鞘口峠方面から周回します。
鞘口峠から三頭山までは結構急な登りです。
復路だと膝に負担がかかるので、登りで使うのがおすすめ。
紅葉最盛期のブナ林。黄色と赤のグラデーションがとても綺麗でした。
日当たりも良く、朝のひんやりとした空気と相まって気持ちのいい山歩きが楽しめます。
陽だまりハイク最高です!
しばらく登ると現れる見晴らし小屋から、三頭山と同じく奥多摩三山に名を連ねる大岳山と御前山が見渡せます。
大岳山は御岳山から縦走で登るのがオススメ。
御前山は登ったことがないので、最も人気があるカタクリの最盛期に登ってみたいですね。
東峰と中央峰。展望はいまひとつなので、ピークを踏みたい方向け。
木々の隙間から富士山が見えます。ここで富士山に雲がかかっていなかったらガッツポーズです!!
ここを登り切ると三頭山山頂(西峰)です。中央峰から約5分でした。
三頭山〜三頭大滝
午前10時10分、三頭山山頂(西峰)に到着、ここまでの所要時間は約1時間半でした。
西峰からは富士山がばっちり見えます。
反時計回りのコースではここまで富士山がほとんど見えないので、登頂の達成感と相まって感動!
奥多摩最高峰の「雲取山」も聳えています。
日帰りも可能ですが、初心者は体力的に厳しいのでテント泊がオススメです。
景色を楽しんだので下山開始。
三頭山から下り始めると分岐に出ます。
左折すると最短コース(三頭大滝まで30分)で降りられます。
今回は大沢山経由で大回りするルート(三頭大滝まで1時間)なので直進。
大沢山も富士山がばっちり見えます。
ベンチは少ないですが山頂よりも静かなのでゆっくり休みたい方にオススメです。
大沢山からは緩やかに高度を下げていきます。
こちらも日当たりがよく、紅葉が綺麗で気持ちがいい山歩きが楽しめます。
三頭大滝に近づくと少し雰囲気や植生が変わります。
ちょっとした渡渉があるので足場が凍る時期は気をつけてください。
三頭大滝〜都民の森駐車場
三頭大滝に到着。滝橋から落差35mの雄大な滝と紅葉が楽しめます。
紅葉のピークは過ぎていましたが、それでも見応えがありました。滝見橋は高度感があるので苦手な方は注意してください。
三頭大滝から森林館までは足元にウッドチップが敷かれた歩きやすい登山道が続きます。
この区間は「大滝の路」と呼ばれ、森林セラピーロードに認定されているそうです。
片道20分程度なので、小さなお子様連れの方でも安心して歩けます。
売店で名物のカレーパンを頂きました。お疲れ山です。
まとめ
今回は奥多摩の名峰「三頭山」を紹介しました。
山頂から望む富士山は圧倒的見応えでした!また、登山道を彩る紅葉も楽しむことができました。
周回コースは初心者でも歩きやすいので、ぜひ足を運んでみてください。
以下のリンクでは三頭山以外に過去に登った奥多摩エリアの登山内容をまとめていますのでそちらもご覧ください。
その他にも、初心者〜中級者が登れる山を探したい!という方に、こちらの本がおすすめです。関東周辺の山が厳選されているので次に登る山探しがとても楽になります。
\関東近郊の山が41座、登山コース97本が掲載され読み応え抜群/
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