2024年5月18日、埼玉県小川町にある「官ノ倉山」を歩ってきました。
官ノ倉山ってどんな山…?
埼玉県小川町と東秩父村にある標高334mの里山。「のどかな里地歩き」「変化に富んだ工程」「抜群の眺望」など登山初心者から経験者まで楽しめる魅力が詰まった山です。
今回紹介するのは東武東上線東武竹沢駅▶︎官ノ倉山▶︎石尊山(せきそんざん)と縦走するコース。
アクセス方法や駐車場、下山後の温泉情報もまとめているのでぜひ最後までご覧ください。
官ノ倉山に登った結論、難易度は?
花の香りとのどかな風景に包まれた集落歩き。山へと踏み入れればアップダウンや鎖場など変化に富んだ登山道。下山後は小川町観光や温泉が楽しめるというまさに登山の醍醐味が詰まった山でした。
そして登山難易度も低いので初心者の方でも安心して登ることができます。
体力度 | 難易度 | オススメ度 |
---|---|---|
- 外秩父の山々と関東平野が見渡せる眺望
- 長閑な里地の風景
- 酒蔵や温泉など街歩きも楽しい
- クサリの設置された急坂あり
外秩父の山々と関東平野が見渡せる眺望
官ノ倉山と石尊山は低山ながら眺望は抜群。360°のパノラマビューが登頂後のご褒美として待っています。
「武蔵の小京都」小川町で日本酒と温泉
古い町並みが残り「武蔵の小京都」ともいわれる小川町。酒蔵見学や老舗の味が楽しめる食事処、和菓子や工芸品の店があるので、下山後はのんびり街を散策するのもいいでしょう。
趣きある酒蔵で美味しい日本酒を味わい、温泉で登山の疲れと汗を流す、なんてのもまた一興。
クサリの設置された急坂あり
石尊山の山頂直下には鎖場があります。
鎖を使わなくても降りられるレベルなので初心者の方でも慎重に降りれば問題ありません。
官ノ倉山のアクセス、駐車場情報
車のアクセス情報
マイカーの場合は小川町駅周辺のコインパーキングを利用し、電車で一駅移動するとスムーズ。
公共交通機関のアクセス情報
電車でアクセスする場合は、東武東上線東武竹沢駅下車。
駅の近くにはコンビニがないので食料調達は事前に。
官ノ倉山の登山詳細
官ノ倉山のオススメ登山ルート
官ノ倉山の主要コース | タイム | 距離 |
---|---|---|
石尊山→官ノ倉山ピストン | 1:44 | 3.0km |
官ノ倉山→石尊山縦走 | 2:45 | 7.3km |
金勝山→官ノ倉山→石尊山縦走 | 4:02 | 10.0km |
今回紹介する官ノ倉山から石尊山へ縦走するのが最もポピュラーなコースです。
ピストンコースや金勝山を巡る周回コースなどバリエーションも豊富。
官ノ倉山、里山低山をのんびり山歩⛰️ / taku(詳細はプロフURLからブログへ)さんの官ノ倉山・石尊山(埼玉県比企郡小川町)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
YAMAPの活動記録も載せておきますので是非ご活用ください!
東武東上線竹沢駅〜官ノ倉山
午後3時25分、東武竹沢駅に到着。午前中に用事があったのでかなり遅めのスタートです。
駅から登山口までは30分ほど舗装路歩き。
道路脇にはたくさんの花が咲いており、花を愛でるハイカーにもうってつけ。
舗装路歩きは苦手だけど、のどかな里地歩きがとても気持ちいい。ただし、この辺りは日陰となるものが一切ないので日傘があるといいですね。
登山道の手前には公衆トイレもあります。お腹弱々ハイカーにはありがたい。
登山道を彩っていた立派な花。調べてみたら芍薬という花だそう。
すごく色鮮やか。誰かが植えて手入れしてくれているのでしょうか。てか猫ちゃんがかわいかった。
見どころスポットの「天王池」に到着。池はきれいに整備されていて、色鮮やかな錦鯉なんかも泳いでいました。
ただ看板の雰囲気が怖い…。そもそもこんなところで泳ぐヤツいるのかな?
天王池を過ぎるといよいよ本格的な登山道。
藪漕ぎとまでは言いませんが、鬱蒼としたシダ植物がジャングルを彷彿させます。
途中岩が張り出た場所もありますが、雨で濡れたりしていなければ全く問題ないレベルです。
ただし止まって休むような場所がなく一気に登る感じで意外ときつい。
10分ほど急登を登り続けると官ノ倉峠にでます。案内に従って先を目指しましょう。
ここまで一気に登ってきたのでドッと汗が出る。最後の急登を超えれば官ノ倉山山頂です。
官ノ倉山〜石尊山
午後4時25分、官ノ倉山に到着しました。ここまでの所要時間はちょうど1時間というお手軽さ。
お手軽低山と侮るなかれ。山頂からは関東平野や奥武蔵の山が見渡せる抜群の眺望です。
ひらけた山頂を吹き抜ける風が汗ばんだ体に当たって気持ちがいい。
一息ついたら石尊山へ。一旦下ってすぐ登り返しです。
10分もかからず石尊山へ到着しました。
こちらも抜群の眺望。先ほど登った官ノ倉山と同じ標高らしいです。
眺望も楽しんだので石尊山を後にします。山頂直下には鎖場がありすが、クサリを使わなくても降りられるレベルなので慎重に降りれば問題なし。
意外と長い鎖場でした。
鎖を降りてしまえば後は林道歩き。
途中にある北向き不動。登山の無事をお祈りしておきました。
階段が急なので滑り落ちないようにね。
石尊山から20分ほどで舗装路に出ました。
ここにもきれいなトイレが設置されています。
何か視線を感じる!?と思ったらまたまた猫ちゃん。この辺りは猫の町なんですね。
帰りはこの橋を渡って一旦林道に入ります。ここ分かりづらくて通り過ぎました。優しい住民の方が声かけしてくださった。
小川町駅まではひたすら舗装路歩き。
花を愛でながらのんびり向かうことにしましょう。
小川町の温泉、花和楽の湯へ
下山後は「おがわ温泉花和楽の湯」へ。この温泉、食事とかはちょっと高いけどオススメ。
僕はシンプル湯治プラン(900円)+岩盤浴(500円)のセットを選びました。サウナと岩盤浴でもうひと汗流した後の露天風呂が最高。特に岩盤浴は登山後の体に無理なく汗をかける感じが気持ちよくてハマってしまいそう。
館内はゆったりとくつろげる空間で時間を忘れてのんびりしてしまいました。
登山開始が15時すぎだったのでご飯のLOに間に合わなかったのが悔やまれる。ぜひ時間に余裕を持って訪ねてみてください。
花和楽の湯からすぐにある中華料理屋逸品居。
ラーメンと餃子のセット。ノンアルビールで流し込んで1日の締めくくりとしました。
まとめ
今回は奥武蔵エリアの「官ノ倉山」を歩き、里山ならでは景色を楽しむことができました。
難易度も低く初心者の方向けですが、変化に富んだ登山道や山頂からの絶景、そして下山後の街歩きなどとても満足度の高い山です。
訪れる際は時間に余裕を持って、できれば公共交通機関でアクセスするとお酒も楽しめて最高だと思いました。
以下の記事では秩父で日帰り登山が楽しめるオススメの山を紹介していますので、こちらもぜひ参考にしてみて下さい。
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