榛名山、最高峰の掃部ヶ岳〜榛名富士を巡る日帰り登山

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2024年6月29日、群馬県高崎市にある「榛名山」を歩ってきました。

榛名山ってどんな山…?

意外と知られていないのですが榛名山という峰は存在しません。カルデラ(火山活動によってできた大きな凹地)中央の榛名湖を中心に、掃部ヶ岳や相馬山などの外輪山の総称が榛名山です。「妙義山・赤城山」とともに「上毛三山」と呼ばれ、群馬を代表する山になっています。

今回紹介するのは掃部ヶ岳(かもんがたけ・最高峰)から榛名富士へと周回するコース。

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アクセス方法や駐車場、下山後の温泉情報もまとめているのでぜひ最後までご覧ください。

目次

榛名山に登った結論、難易度は?

危険箇所や道迷いするようなポイントはほとんどないので登山難易度としては低めです。

コースバリエーションも豊富なので「初心者から上級者まで幅広く楽しめる山」でした。

体力度難易度オススメ度
”今回紹介するコース”
魅力
  • 榛名湖に浮かぶ逆さ榛名富士
  • 四季折々の自然を満喫
  • 下山後は観光も楽しめる
注意点
  • 繰り返すアップダウン
  • 断崖絶壁にそびえる硯岩

榛名湖に浮かぶ逆さ榛名富士

”湖面に反射する榛名富士”

榛名山で一番の絶景は「榛名富士の逆さ富士」。三角錐の姿が富士山に似ていることからその名がついたとされています。晴れた日は湖面に映る「逆さまになった榛名富士」を正面から眺めることができます。

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ただし風があると湖面が揺れてしまい逆さ榛名富士を見ることができません。事前の下調べや運も必要です!

四季折々の自然を満喫

”榛名山に咲くユウスゲ”

榛名山の魅力2つ目は、一年を通してさまざまな見どころがあることです。

季節見どころ
春(3~5月)5月上旬から湖畔の桜約200本が咲き始め、下旬にはヤマツツジが咲き乱れる。
夏(6~8月)榛名山を代表する高山植物、ユウスゲは7月中旬が見頃。 麓から6℃ほど気温が下がるので避暑地としての役割も。
秋(9~11月)秋になると広葉樹が鮮やかに色づき、榛名山一帯が紅く染まる。特に榛名富士山頂からの眺めは別格。10月下旬~11月上旬が見頃。
冬(12~2月)冬の榛名は登山者も少なく、のんびり山を楽しみたい方向け。雪山初心者でも登れるが、路面凍結など車の運転には注意。
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その時々で見どころが変わるので計画的に足を運んでみてください。

繰り返すアップダウン、岩場もあり

”掃部ヶ岳登りの岩場”

榛名湖外輪山は一度登ってから降りるの繰り返し。結構タフなコースになっています。

全体的な難易度は低いですが、掃部ヶ岳から硯岩へ一旦降りるルートでは階段の土が流れてしまい足場が不安定です。特に雨が降った後は滑りやすい場所が多いので注意が必要。

断崖絶壁にそびえる硯岩

”硯岩から望む榛名富士”

榛名山を登るとき、ぜひ足を運んでもらいたいのが硯岩(すずりいわ)。標高1251m地点にある岩場で、目の前に榛名富士がどーんとそびえる絶景を楽しむことができます。

転落防止のロープや鎖もない断崖絶壁。高いところが苦手な方は注意してください。

榛名山のアクセス、駐車場

車でアクセスする場合

車のアクセス情報はこちら

公共交通機関でアクセスする場合

公共交通機関のアクセス情報はこちら

バスでアクセスする場合、JR高崎駅から榛名湖までは「高崎榛名湖線」のバスが出ています。

所要時間は1時間30分ほど、料金は片道1,420円です。

▶︎ 高崎榛名湖線のバス時刻表はこちら

榛名山の登山詳細

榛名山のオススメ登山ルート

榛名山の主要コースタイム距離
榛名富士往復1:472.2km
掃部ヶ岳・榛名富士周回4:527.8km
榛名富士・烏帽子ヶ岳・鬢櫛山・掃部ヶ岳6:349.2km
”YAMAPのモデルコースより引用”

榛名山はコースバリエーションも豊富なので初心者から経験者まで楽しむことができます。

ただし、外輪山はそれぞれが独立するような形でアップダウンが激しく、距離以上に体力が必要です。自分の体力やスケジュールを考慮し、無理のない登山計画を立てましょう。

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紹介するコースは初心者〜中級者向け。榛名富士登頂後は「ロープウェイ」も使えるので体力に自信がなくても安心。

YAMAPの活動記録はこちら

榛名山、水面に映る逆さ富士🗻 / taku(詳細はプロフURLからブログへ)さんの榛名富士榛名山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
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YAMAPの活動記録も載せておきますので是非ご活用ください!

榛名山最高峰、掃部ヶ岳(かもんがたけ)へ

おはようございます、takuです。今回は群馬県高崎市にある榛名山にやってきました。

午前8時53分、ビジターセンター駐車場に車を止めて登山開始!

今回は掃部ヶ岳(かもんがたけ)から硯岩を経由して榛名富士を登る周回コース。

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やや体力が必要なコースですが、榛名富士からの下山はロープウェイが使えるとのことなので下山の心配はなさそう!

湖畔沿いの木道を歩き、榛名山最高峰の掃部ヶ岳を目指します。後方にそびえる円錐型の山が今回の最終ピークである「榛名富士」です。

榛名富士は山容が富士山に似ていることからその名がついたとされています。天気が良ければ榛名湖に映る坂さ榛名富士を見ることができます。

榛名山の外輪山には、冷えた溶岩ドームが固まって出来た小さなピークがいくつも存在します。

榛名富士の横に並ぶのは、左から鬢櫛山(びんぐしやま)と烏帽子ヶ岳(えぼしがたけ)。どちらも周回コースに組むことは可能ですが今回はあえてスルー。

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だって見るからにキツそうだし…。

榛名湖はバス釣りのメッカでもあります。当日も多くのバサーがレンタルボートを浮かべていました。

何気なく岸際を覗くと、
見えバスいる!しかも結構でかいぞ!!

4人とも見えバス探しに夢中でしばらく湖畔から離れられませんでした。

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川があれば覗いたり、夏になれば街灯の下でクワガタを探してしまったり、男はいくつ歳をとっても心は少年なんだ…。

湖畔沿いにはレンタルボートもあります。子連れやカップルの方はボートを楽しむのも良さそうですね。

今回はあいにく男4人なので遠慮しておきました。

湖畔沿いの商店街は雰囲気も良くて魅力的、ついつい誘惑に負けて登山前にコーヒーブレイク。

寄り道しすぎたせいで登り始めが遅くなってしまいました。ここからいよいよ掃部ヶ岳へと向かいます。

掃部ヶ岳の取り付きは急登!

榛名湖畔の宿記念公園から本格的な登山道へ!一気に標高を上げていきます。

え?結構きつくね?

取りつき始めてからほぼずっと登り。特に眺望もなく無限に感じる笹ゾーン。

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この辺りが一番きついかも。駆け出しハイカーのY氏もきつそうだった。登山難易度は高くないので、この辺りを登り切る体力があれば初心者でも問題なさそう。

当日は天気も悪く、次第に視界が霧に包まれていく。これはこれで幻想的な雰囲気でいい感じだったけども。

掃部ヶ岳手前の分岐にでたら山頂はもう少し!

掃部ヶ岳から絶景の硯岩へ

午前10時59分、掃部ヶ岳登頂!ここまでの所要時間は約2時間。

掃部ヶ岳の標高は1,449m。榛名山一帯の最高峰であり、榛名山山頂というと掃部ヶ岳を指します。

と言っても山頂は特に何もなく、ガスで眺望もなかったので早々に撤退しました。

掃部ヶ岳から次の目的地である硯岩までは一旦標高を下げることになります。

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この辺りの階段は土が流されてしまって足場が悪いので注意。

硯岩の目前、小さな花の群生地。アジサイみたいな見た目だなと思ったら、コアジサイというらしい。

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派手さはないけど、たくさん咲いてて可愛らしい。

断崖絶壁の硯岩へ

午前11時52分、硯岩へ到着。掃部ヶ岳から30分弱でした。

硯岩からは榛名湖と榛名富士を正面に捉えることができます。

ただし、あいにくに雲と風で坂さ榛名富士は見ることができませんでした。

転落防止のロープや鎖もない断崖絶壁。高いところが苦手な方は注意してください。

上毛の富士、榛名富士へ

硯岩から榛名湖湖畔まで下りてきました。

ここからは舗装路を歩きながら榛名山の登山口を目指します。

湖畔沿いにはいろいろな花が咲いていて花探しが楽しい。

榛名湖と青空のコントラスト、夏って感じで気持ちがいい。

奥には最終目的地である榛名富士が見えてきました。

榛名富士まではまたまた急登

榛名富士登山口から再び登り始めます。

登山口から山頂までは約1時間。ここもずっと登りで結構きついんですよね。

地面も濡れているとグリップが効きにくい場所が多かったり、意外と気を遣う場面も多いです。

急登続きですが、ほとんど樹林帯歩きのおかげで日光が遮られてるのが大きい。

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夏場は直射日光を浴びないだけでも体力の消耗具合が全然違います。今回はあまり出番がなかったけど、稜線歩きが多いコースでは日傘があるといいですよ。

駆け出しハイカーY氏もこの表情、きつそうだけど山頂までもう少しだ!

午後2時3分、榛名富士登頂!山頂には赤と白のコントラストが美しい榛名神社があります。神様に日頃の感謝の気持ちを伝えておきましょう。

絵馬で祈願したい方は麓のロープウェイ乗り場で購入できるので事前に購入しておきましょう。

榛名富士山頂駅からロープウェイで楽々下山

榛名山山頂駅からは僅か3分で麓まで降りることができます。

榛名富士山頂駅の受付でチケットを購入。料金も片道500円とお手軽です。

絶景を楽しみながらの天空散歩気分が味わえるので是非利用してみてください。

午後2時44分、駐車場に到着。ロープウェイのおかげで下山はあっという間でした。

ひとまず下山コーラで体に潤いを与えてから湖畔沿いの商店街をぶらぶらしてから帰路につきました。

まとめ

今回は群馬県を代表する「榛名山」を歩き、夏らしく気持ちのいい山行が楽しめました。

特に初夏から晩夏にかけては緑が豊かで、榛名湖と青空、そして榛名山一帯の豊かな自然はまさに絶景。季節が進んで秋になれば紅葉も見応え抜群だと思います。通年楽しめる山ですので、榛名山の自然を満喫しに足を運んでみてはいかがでしょうか。

難易度自体は初心者から中級者向けと言った感じで、体力さえあれば安心して登れる山でした。

以下の記事では、同じく上毛三山に数えられている「赤城山」に登った内容をまとめています。コースバリエーションが豊富で、こちらも初心者から経験者まで楽しめる山なのでぜひ参考にしてください。

\今回使用した道具はこちら/

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この記事を書いた人

1994年生まれ。
埼玉県秩父市在住。
自然溢れる秩父で趣味の「釣り」「キャンプ」「登山」など一年中アウトドアを楽しんでおります。
秩父周辺で楽しめるアウトドアの紹介や、お気に入りのギアレビューなどをお送りするコンテンツになっております。
皆様のアウトドアライフの参考になれるような記事作成を目指していきます。

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