笠取山、紅葉色づく奥秩父の名峰、作場平から初心者向けコースを登る

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2024年11月4日、奥秩父主脈の1つである「笠取山」に登ってきました。

笠取山(かさとりやま)ってどんな山…?

笠取山は埼玉県秩父市と山梨県甲州市の境にそびえる山で標高1953m。「日本三百名山」や「山梨百名山」にも数えられており、山頂から広がる絶景や心臓破りの急登が有名です。

今回は初心者向けと紹介されている「作場平発着コース」を登りました。紅葉真っ盛りの笠取山はどこを切り取っても絶景ばかり、素晴らしい景色と紅葉を堪能し過ぎて標準コースタイムを2時間以上オーバーしてしまいました…。

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登山適期は4月上旬〜12月下旬ですが、紅葉シーズンが最も人気です。今回は紅葉最盛期の笠取山の旅をご紹介します。

目次

笠取山に登った結論、難易度は?

今回紹介するルート

ルート:作場平▶︎一休坂▶︎笠取小屋▶︎笠取山▶︎水干▶︎笠取小屋▶︎ヤブ沢峠▶︎作場平
所要時間:7時間02分
歩行距離:10.4km

今回登ったルートは水干ゾーン(源流のみち)と称されており、東京都水源林として東京水道局が管理しているため、登山道の大部分が歩きやすく整備されています。

▶︎ 難易度としては登山経験のある方であれば問題なく登れるレベルです。

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ただし、山頂付近にはキツイ急登やちょっとした岩場があります。最低限の体力や技術は必要なので、初心者の方はゆとりを持った登山計画で臨みましょう。

体力度難易度オススメ度
”初級者視点の評価”
魅力
  • 紅葉に彩られた沢沿いの登山道
  • 富士山を見渡す抜群の眺望
  • 分水嶺や多摩川源流など水にまつわる見どころが豊富
注意点
  • 山頂付近の直登と岩場
  • 紅葉のハイシーズンは渋滞に注意
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ルートの見どころや注意点をいくつか紹介しておきます!

魅力① 紅葉に彩られた沢沿いの登山道

笠取山の紅葉は例年10月下旬〜11月上旬に見頃を迎えます。特に山中を流れるヤブ沢と黄金に染まった紅葉が見られるのは、水源豊かな笠取山ならではの景色です。

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奥秩父の隠れた紅葉スポット!ミズナラ、ブナ、カラマツなど多種多様な紅葉が楽しめます。

魅力② 富士山も見える抜群の眺望

笠取山の山頂付近は抜群の眺望!富士山をはじめ、カラマツ紅葉に彩られた山々が眼前に広がります。

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僕が登った時は紅葉、雲海、富士山が並ぶまさに絶景でした!

魅力③ 分水嶺や多摩川源流など水にまつわる見どころが豊富

”小さな分水嶺”
”多摩川最初の一雫”

笠取山は豊富な水源の山であることから「水の山」とも称されています。

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分水嶺や多摩川の源頭など水にまつわる見どころがたくさん。他の山ではあまり見ることができない見どころスポットが満載です。

注意点① スキーのジャンプ台のような急登に注意

笠取山の代名詞とも言える山頂直下の急登。スキーのジャンプ台のような迫力があります。

見た目の通りキッツイ登りが最後に控えているのである程度覚悟しておきましょう…。

笠取山のアクセス、駐車場

車でアクセスする場合

車の方はこちらをクリック

作場平駐車場

作場平駐車場
”作場平駐車場”

登山口の目の前にある駐車場で、笠取山に登る場合はここを起点にする方がほとんどです。

ただし、紅葉シーズンは非常に混雑するため、当日も夜中に前乗りしてギリギリでした。

魅力
  • 登山口に一番近い
  • トイレがある
注意点
  • ハイシーズンは6時に満車

公共交通機関でアクセスする場合

公共交通機関の方はこちらをクリック

▶︎作場平にアクセスできる公共交通機関はありません(マイカーまたはタクシーです)。

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公共交通機関で登りたい場合は「新地平バス停」から沢沿いを登るコースを検討してみてください。

笠取山の登山ルート

笠取山の主要登山ルート

笠取山の主要コースタイム距離
作場平・ヤブ沢・笠取山周回5:329.6km
作場平・笠取山・唐松尾山周回8:1815.5km
新地平・笠取山往復約7時間約17km
”YAMAPのモデルコースより引用”

笠取山のコースバリエーションは豊富ですが、作場平を起点にした周回コースが定番です。

笠取山山頂から唐松尾山へ抜ける縦走路や、新地平からのピストンもありますが距離が長く健脚向け。余裕を持って登山を楽しむのであれば笠取小屋の利用も検討してみてください。

YAMAPの活動記録はこちら

紅葉に彩られた奥秩父の隠れた名峰、笠取山へ⛰️ / taku(詳細はプロフURLからブログへ)さんの笠取山(山梨県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
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YAMAPの活動記録も載せておきますので気軽にフォロー、コメントお願いします!

笠取山の登山詳細

作場平駐車場から笠取山を目指す

駐車場に着いたのは深夜2時。もちろん森の中には明かりなどひとつもなく、あたりを包み込むのは深い闇。

寒さと暗闇の恐怖に身慄いしながら見上げた空には満天の星空が広がっていました。

駐車場で仮眠と支度を済ませて山行開始!朝日が差し込み次第に色を帯びていく山と、谷を縫うように走る渓流の音が心地よく幸先のよいスタートです。

笠取山といえば山頂直下の急登が有名ですが、奥秩父では紅葉の名所として人気があります。

ただし、笠取山自体の知名度がそこまで高くないので「名前は知っているけど詳しくは知らない」という人も多いのではないでしょうか。

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ということで沢沿いの紅葉をはじめとした奥秩父随一の紅葉を存分に堪能できるコースを歩っていきます。

早朝は薄暗くしっとりとした雰囲気。沢の音、色づいた木々、静かな空気感がソロハイクにピッタリです。

こんなにすごい紅葉ですが、全体的にはピークを少し過ぎたぐらいでしょうか。それでも今年の出番を終えた葉っぱたちが足元を彩ります。

沢沿いなので渡渉もありますが橋が整備されているので安心。

笠取山の道は比較的綺麗に整備されているのが好印象です。

歩き始めてから約30分、最初の分岐にあたる「一休坂分岐」へ到着。直進はヤブ沢沿いの道で、右へ進むと一休坂と呼ばれる急登です。

▶︎ヤブ沢ルート:全体的に緩やかな登り(往路向け)
▶︎一休坂ルート:一部急登あり(復路向け)

登りやすいのはヤブ沢ルートですが、紅葉の時期、特に早い時間帯であれば一休坂方面もおすすめです。

とういうのもヤブ沢方面は沢沿いという地形の性質上、早朝は陽の光が入りにくいです。

一休坂経て笠取山を目指すルートは東側が斜面になっているので陽当たり良好。朝日を浴びながら歩けるので個人的にはこちらがおすすめです。

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気持ちのいい朝日とトレードオフで登りがキツくなるので体力に自信がない方はヤブ沢がおすすめです。

朝日に照らされ黄色〜オレンジ色に染まった紅葉が光り輝いていました。

登りは急登の一休坂へ

7時20分、分岐から数分で一休坂へ到着。駐車場からゆっくり歩って40分弱でした。

体も温まってきたので小休止。ミレーの高透湿防水ジャケット「ティフォン50000 ストレッチ」は汗抜けがいいのでちょっとしたハイクアップでも脱ぎ着する回数が減って楽ちんです。

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通年使える動きやすいレインウェアを探している方にオススメ!

ここからしばらくはブナの森。あたり一面暖色かつ日当たりもいいので歩っていて気持ちがいい場所です。

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この辺りは紅葉のピークは過ぎていたので最盛期はもっとすごいんだろうなあ。

ブナの森を抜けるとカラマツゾーンへ突入。金色に染まったカラマツの美しさたるや。風に吹かれて降り注ぐ葉がキラキラと輝いていて綺麗でした。

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痛っ!カラマツシャワーを浴びてたら首に刺さりました…。

途中沢が現れますが若干ぬかるんでいるので注意。朝露で濡れた熊笹とダブルパンチでビショビショになります…。こんな時は防水性を兼ね備えた登山靴だと安心なのですが、濡れることを想定していなかったので今日はトレランシューズです。

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防水かつローカットで取り回しのいいオススメの登山靴を紹介しているのでそちらもぜひ読んでみてください!

樹林帯歩きは特に眺望もないので苔にフォーカスして遊びます。ニョキニョキと伸びた胞子嚢がかわいい。

途中何本か際立って見えた広葉樹がとても綺麗でした。

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葉っぱで見分けがつかないので、詳しい方こっそり教えてください。

そうこうしているうちに煙のいい匂いが立ち込めてきました。ちょっとした水場などの人工物が見えたら笠取小屋は目と鼻の先です。

ハイカー憩いの場、笠取小屋に到着

午前8時35分、笠取小屋に到着。ここまでの所要時間は約2時間でした。

小屋のあたりは結構広い休憩スペースになっており、登山客で賑わっています。

駐車場のトイレは匂いが強烈だったけどここのバイオトイレは匂いませんでした。管理してくださっている方に感謝ですね。

笠取小屋を超えた先にそびえるのが笠取山、手前の小高い丘は分水嶺です。

水流域を分けている山の尾根などのことを分水嶺と呼びます。降り注ぐ雨水がこの峰のどこに落ちるかによって、それぞれ違う河川へと流れていきます。

笠取山の分水嶺にはこのような標石があります。わずか数センチの差で「荒川・多摩川・富士川」と流れる先が変わるなんて面白いですね。

朝のゴールデンタイムが過ぎましたが、朝露に濡れた植物たちに陽光が良い感じに差し込んでくれる時間帯。ただの苔や草木も、この時間は光り輝いて美しく見えます。

いよいよ山頂に向けた最後の登りに取り付きます。

見た目の通り結構キツイ登りなので山頂をピストンする場合はこの辺りに荷物をデポしてもいいかもしれません。

ここはひたすら一直線の登り、せめてつづらおりだとありがたいんですが…。

途中、振り返るとまず目に飛び込んでくるのが富士山。そして手前を彩る紅葉。まさに絶景でした。

絶景の笠取山山頂

笠取山山頂

午前9時35分、笠取山登頂!ここまでの所要時間は約3時間でした。

山頂からは富士山やその他の山並みがばっちり。今日イチの絶景ポイントです。

”富士山と大菩薩嶺”
”南アルプスの山々”
”雲海”

しばらく景色を眺めていると物凄い速さで雲海に飲み込まれていきました。富士山とかろうじて頭を出している大菩薩嶺が確認できます。遠く南アルプスにはよく見るとオベリスクが確認できました。

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あまりに壮大な景色だったので時間も忘れてしばらく眺めていました。

絶景を堪能したので周回しながら下山開始。と思ったら少し離れた場所にも山頂標識が。

笠取山はツインピークと言って山頂が2つあるそうです。先ほどの山頂は山梨百名山の笠取山山頂、こちらは環境庁・埼玉県の定める笠取山山頂だとか。

ここから少し尾根沿いを歩くわけですが、先ほどまでとは打って変わって険しい雰囲気に。岩場もあって整備が行き届いていない印象です。

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とはいえ距離にして数百メートルなので慎重に進めば初心者の方でも問題ないと思います。

尾根沿いを抜けさえすればまた歩きやすい道に切り替わります。

唐松尾山への分岐がありますが、そちらは健脚向けの縦走路なので今回は水干、笠取小屋方面へ。

多摩川最初の一雫

分岐から数分で水干に到着。ここは沢の行き止まりの意味で「水干」と名付けられた多摩川最初の流れです。この始まりの一滴がやがて大きな流れとなり、多摩川から東京湾へと流れるわけですね。

ただし常に水が滴っているわけではなく、運が良くないと見ることができないので注意してください。

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見られたらラッキー!

水干からは整備された歩きやすい道を40分ほどで戻って再度笠取小屋へ。

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テント泊の方がちらほらいて羨ましい。テント泊は1,000円/人なので次回来るときは利用したいです。

復路はヤブ沢を経て作場平へ戻ります。約3.7kmの下りですが、ここからが後半戦の見どころスポットです。

と、その前にヤブ沢峠にベンチがあったのでここでお昼休憩とします。

お昼は最近はまっているカップヌードルトムヤムクン味。デザートはみかんです。

お気に入りの湯沸かしセット、チタン素材なので使い込むほどに味が出てきます。

さて、エネルギーも補給したのでもう一踏ん張り。

と言ってもここからは沢沿いの紅葉を満喫しながら下山するだけ、まさに勝ち確定のボーナスタイムです!

さらに時間も西日がいい感じに差し込むゴールデンタイム。

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光り輝く黄葉が創り出す景色はまさに絶景。

沢ということで当然お魚チェックも欠かせません。バレないようにそーっと覗いてみてください。

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ある程度深さがあって通年水が枯れないような場所であれば魚が住んでいる可能性が高いです。写真中央にいるのは渓流魚の女王ヤマメですね。

登山道の方はというと、渡渉ポイントにはしっかりと橋が架けられており道迷いするような分岐もないので比較的スムーズです。

ただし、どこを切り取っても最高の景色が続くのでなかなか足が進みません。

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赤、黄、橙のグラデーションで気分も最高潮。

というわけで下山はあっという間でした。たくさん撮った写真を載せきれないのが残念です。

まとめ

今回は奥秩父の名峰「笠取山」をご紹介しました。

実際に登ってみるともっと有名になってもいいんじゃないか思うほど素晴らしい山でした。

特に登り始めから山頂まで終始続く紅葉は素晴らしく、これから笠取山に登るのであれば間違いなく紅葉シーズンがおすすめです。また、紅葉以外にも山頂からの景色は絶景で、富士山が綺麗に見えるのもポイントが高いです。

公共交通機関でのアクセスが難ありですが、自家用車であれば難なくアクセスできるのでぜひ検討してみて下さい。

\今回使用した山道具はこちら/

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この記事を書いた人

1994年生まれ。
埼玉県秩父市在住。
自然溢れる秩父で趣味の「釣り」「キャンプ」「登山」など一年中アウトドアを楽しんでおります。
秩父周辺で楽しめるアウトドアの紹介や、お気に入りのギアレビューなどをお送りするコンテンツになっております。
皆様のアウトドアライフの参考になれるような記事作成を目指していきます。

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