2023年8月12日、奥秩父山域の「大菩薩嶺」に登ってきました。
大菩薩嶺といえば山頂直下の雷岩から大菩薩峠に向かう稜線歩き。富士山を見ながら稜線を歩こう!と思い立って臨んだものの当日はガッスガス。残念ながら眺望を得ることはできませんでした。
それでも眼前に広がる稜線と、そこに咲く夏の花々を愛でる山歩きを満喫しました。
今回のルートは丸川峠分岐駐車場から大菩薩嶺へ登る歩きごたえ抜群のコース。たくさん歩った後は麓にある温泉で疲れを癒すという登山の醍醐味が凝縮された内容です。
それでは、山梨が誇る日本百名山の旅をお届けします。
大菩薩嶺を登ってみた結論

丸川峠経由の周回コースは「距離13.2km・CT8時間」でとても歩きごたえありました。
特に登山口から丸川峠まで続く約2時間の急登は結構ハード。危険箇所はほとんどありませんが、最低限の装備や体力が必要になってくるので登山初心者の方は注意して下さい。
ただ、急登を超えた先には美しい草原が広がっています。とても気持ちがいい場所なので体力に余裕があればぜひ挑戦してみて下さい。
大菩薩嶺へアクセス
車でアクセスする場合、登山口に面した丸川峠分岐駐車場が利用できます。
駐車台数があまり多くないので週末に止める場合は注意してください。
◆丸川峠分岐駐車場
住所:〒404-0022 山梨県甲州市塩山上荻原
駐車台数:15台
料金:無料
JR中央本線塩山駅から市民バスの「大菩薩峠登山口行き」または「大菩薩の湯行き」に乗車し、大菩薩峠登山口で降車する。乗車時間は約20分、バス停から登山口までは徒歩20分です。
JR中央本線塩山駅>大菩薩嶺登山口バス停>丸川峠分岐駐車場
\大菩薩嶺のバス時刻表はこちら/
丸川峠分岐駐車場-大菩薩嶺登山の詳細
大菩薩嶺登山ルートを紹介
大菩薩嶺を周回する主要ルートは2種類。
①上日川駐車場発着(距離7.2km /CT3時間50分)
②丸川峠分岐駐車場発着(距離12.4km /CT7時間10分)
大菩薩嶺は上日川峠を起点にした周回コースが定番。4時間前後で樹林帯〜稜線歩きをお手軽に楽しむことができます。ただし、距離が短いのでもっと山歩きを楽しみたい!という方は登りごたえのある丸川峠から登るのがオススメです。

距離や時間が倍近くなるので、体力や時間と相談して決めよう!
- 丸川峠分岐駐車場 8:29
↓ - 丸川峠 10:21
↓ - 大菩薩嶺 12:11
↓ - 大菩薩峠 14:15
↓ - 上日川峠 15:15
↓ - 丸川峠分岐駐車場 16:28
タイム:7時間58分(休憩96分)/距離:13.2km
今回紹介するのは丸川峠分岐駐車場発着で周回するルート。各ルートの分岐や見どころは詳しく後述します。
国内御殿・大菩薩嶺・親不知ノ頭 / taku(詳細はプロフURLからブログへ)さんの大菩薩嶺の活動データ | YAMAP / ヤマップ



YAMAPの活動記録も載せておきますので是非ご活用ください!
丸川峠分岐駐車場〜丸川峠


午前8時00分、今回の発着点となる丸川峠分岐駐車場へ到着。支度を済ませている間、最寄りのバス停から歩ってきたであろう方達に次々と抜かされてしまったので追いかけるように歩き始めます。




初めは舗装路歩きですが、見ての通り路面は荒れ果ててしまっていました。


ちょっとした渡渉もありますが、石の上を飛び越えていけば問題なし。


この看板からなが〜い急登が始まります。
当初の予定では上日川峠から周回する予定でしたが、友人の「せっかくだから長い距離歩こうZE!」なんて軽い発言で急遽丸川峠経由で登ることに。




駐車場に着いてから急拵えで調べた情報では丸川峠までは約2時間登り。「まあ行けるっしょ!」的なノリできましたが、結構ツライ…。


急登続きの合間に平坦なところもあるので、適度に休みつつ一気に高度を上げていきます。






基本的に樹林帯の中を尾根伝いに登っていきます。眺望は全くありませんが、木陰になっていて涼しいのが唯一の救い。場所によっては道幅が狭くなっていたり、岩が点在しているところがあるので注意して下さい。






約2時間、急登を登り続けると道が平坦になりました。まるでトトロに続いていそうな木のトンネルをくぐります。


午前10時21分、丸川峠に到着しました。
眼前に広がる青々とした草原と夏空。
先ほどまでの樹林帯とは一変し、爽やかな風が吹き抜けてまるで別世界に迷い込んだような場所でした。


予期せぬ絶景に、ここまでの疲れを忘れたかのように友人の足取りも軽くなります。






草花や昆虫などの自然も豊か。人もほとんどいないので、ゆっくりと自然を眺めているだけで心が洗われる気分です。



初めてくる場所なのに、どこか懐かしさを感じる雰囲気。


雲がなければ富士山も望めるようですが、今回はその姿を拝むことはできず。


丸川峠にある「丸川荘」ではコーヒーをいただくこともできるそうです。
丸川峠〜大菩薩嶺




丸川峠からは尾根沿いのトラバースルートで標高を少しづつ上げていきます。




眺望はほとんどありませんが、マルバダケブキなどの夏の花がハイカー達を楽しませてくれます。


青空に黄色い花弁が映えますね。


場所によっては群生しているところもありますが、植生保護のためにもあまり踏み入らないようにしましょう。




危険箇所はほとんどありませんが、一部崩落していたり道幅が狭い場所もあるのですれ違いには注意。




奥秩父らしい苔生した原生林が美しい。木々の緑も輝いています。




水場があったのでいただきました。こういう時に浄水器があると安心して飲めるので1つ持っておくことをオススメします。



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相変わらず眺望がないのでキノコ探しが捗る。
遠目には同じに見えますが、近づいて見ると想像以上の美しさやユニークな造形が楽しめます。






葛折りを越えると山頂はもうすぐそこ。


午後12時11分、大菩薩嶺登頂。ここまでの所要時間は約4時間でした。登りはほとんど人に会わない静かな登山でしたが、山頂より先はかなり賑わっています。


大菩薩嶺の山頂は360°木に囲まれていて眺望は皆無です。みなさん足早に山頂を後にしているのが印象的でした。
大菩薩嶺〜大菩薩峠、上日川峠経由で下山


山頂は眺望がないので、山頂から10分ほどの場所にある雷岩が人気の休憩スポットです。




天気が良ければ雷岩から富士山や南アルプスまで見えるのですが、今回は残念ながら見えず。






眺望がなくても、コウリンカなどの群生は見応えがあります。


鹿もたくさんいるので被写体には欠きませんね。




稜線を見ると東京方面からものすごい雲が流れ込んできていました。
同じような画角から撮っていても稜線の先のピークが見え隠れしています。もしかしたらと思って期待もしましたが、残念ながらこれ以上の眺望は得ることができませんでした。




それでも稜線歩きはやっぱり楽しい!割とお手軽に登れる山なのに、低山にはない景色を楽しめるのはいいですね。






賽の河原を越えると介山荘が見えてきました。


介山荘は売店があるの食事やお土産を買うことができます。こんな山奥なのに結構充実しています。




介山荘から上日川峠を目指します。






福ちゃん荘までは歩きやすい登山道。登りで使うには単調なので、上日川峠から周回する場合も下山に使う方が飽きなくていいと思います。


福ちゃん荘ではサイダーをゲット!




福ちゃん荘からさらに下ると上日川峠へと出ました。バスでアクセスした方はここで終了しても良いでしょう。
ここにはロッヂ長兵衛があるのでバスを待っている間に食事をされている方もいました。








上日川峠から丸川峠分岐駐車場までは、舗装路と車道を繰り返しながら高度を下げていきます。
途中の千石茶屋が見えたら駐車場まで後少しです。


午後16時28分、丸川峠分岐駐車場に到着。
下山後は駐車場から車で数分の「大菩薩の湯」へ。高アルカリ泉のお湯がたくさん歩った体にしみました。大人は3時間券が620円です。
まとめ
今回は山梨の名峰「大菩薩嶺」を紹介しました。
丸川峠までの急登は堪えましたが、稜線歩きや夏の花を満喫できた良い山行でした。大菩薩嶺とは違った景色を楽しみつつ、せっかくなら長い距離を歩きたい方には丸川峠経由がおすすめです。
これからの時期は紅葉も楽しめますので是非足を運んでみてください。
大菩薩嶺以外の日本百名山では「両神山」もオススメです。以下の記事では実際に登った内容をまとめているので合わせて読んでみてください。


その他にも、初心者〜中級者が登れる山を探したい!という方に、こちらの本がおすすめです。関東周辺の山が厳選されているので次に登る山探しがとても楽になります。
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